一番傾いて見えるのが施主様の墓石です。墓所全体が前方に下がり気味なのに対して、一番傾きが目立って見えます。また芝台自体も接着面同士が離れてしまっており、こういう隙間から虫や爬虫類が墓石の中に入ってしまうことになります。当然中のお骨にも影響はありますよね。



入り口の間口は広く設計してあり、フラットな状態でお墓前まで行けれて墓参が出来る設計になっております。
板石の部分も滑り止めの為、サンドブラストで模様を付けてありますので雨天後に墓所に行かれても滑ることはないと思われます。
板石部分も少しだけ傾斜を付けてあるので水も溜まらないようになっています。
墓参りがしやすく、管理がしやすい墓所に生まれ変わりました。


解体前の状況です。墓石全体が下に下がってしまっており、後ろに傾いておりました。外柵の延石も地中に埋まっている状況です。


特に後ろや横から見ると、傾いていることが良くわかります。


地中に埋まっていた延石もクリーニングを行ったらキレイな状況になりました。


外柵にはステンレスのコーナー金具とコーキングで固定してあります。


墓石の基礎状況です。鉄筋(ワイヤーメッシュ)を組込み、セメントでしっかりと固めてあります。



長い間弊社HP上で下書きの状態で保存されていた現場写真です。完成時に写真を撮り忘れてしまうことが時々ある為が原因です(-_-;)
当時工事をさせて頂いた施主様もお亡くなりなられて、ずいぶん時が経過してしまいました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
弊社をご利用頂き誠にありがとうございました。


落ち葉、木の根(奥に笹の根や葦の根)が大量に地中に蔓延っておりましたので、総面積(2,500×2,500mm)の深さ約50cm程度掘り起こし根っこや小石等を全て除去した後、基礎工事に取り掛かります。


根っこや石を除去した後、水盛をして土地の水平を出し、RC(砂利)を十分に敷詰めランマで転圧。鉄筋を組みセメントで固めました。前方が高く、後方が低いので水の流れる道筋をしっかりと見極め、墓石を建てた後、水が溜まらないようにする。


基礎の上に間地石を据付するので、コンクリートも十分な厚みを設けている。


外柵を造成した後、墓石の下の基礎工事の様子。しっかりと基礎を掘り、砂利を敷き詰めランマで転圧作業をしている様子です。当然のことながら、この基礎工事をしっかりとしないと耐震施工をしても直ぐに傾く原因につながります。


このお墓の工事が完了した際に写真を撮り忘れてしまい、長い間弊社HP上で下書き状態で保存されておりました(-_-;)
あれから数年が経過し、この工事をさせて頂きました施主様がお亡くなりになられて追加彫りを墓誌にさせて頂きました。
やっとU様のページが完成し公開ができます。
ご冥福をお祈り申し上げます。ありがとうございました。


古い墓石が横2列に並んでおり、長年各石碑1つに対して2個花壺がついており、お墓参りも大変だったと仰られておられました。


石碑が全て納まるような囲いを設け、今後は花筒が全体で1対とロウソク線香立てを設置させて頂きました。


この墓地の周囲が宅地として造成され、その際に一度樹木も切られたそうです。
その後数年経過した後、脇芽も育ち鬱蒼としてきたので今回根本から約1mぐらいの位置で切ってもらいました。


立派な墓石が建立されていましたが、この場所に新たに外柵(囲い)を運び込んだり、今の墓石を道路まで降ろすことができませんでした。


この墓所は、葦の根が地中を蔓延っているので50㎝程全体的に掘らせて頂きました。少し取りすぎかもしれませんが、その分キレイな山砂と砂利を入れさせて頂きました。