①墓石の傾き(8寸角墓石、古碑)の修繕
②外柵を新しく作り直し
③墓所の前に先祖の土葬墓があるので、お骨堀りをして『先祖累代之墓』に入れる
以上3点の項目を入れた工事を承りました。


お骨堀り作業をさせて頂きました。
①火葬のお骨を1体分(骨壺に入っていました)
②土葬の墓を7体分掘らせて頂きました。
*年代がかなり古いものばかりで、その内1体のみお骨を拾わせて頂きました。他の方々は既にお骨は無くなっていたので少量の土を拾わせて頂き、8寸の墓石(累代之墓)へ入れさせて頂きます。


墓石(8寸角1基、古碑8基)、墓誌、外柵を全て一旦解体した状態


外柵の基礎工事の写真などが全て無くなってしまいました(´;ω;`)ウッ…

基礎の床掘りを十分に行い、鉄筋を組んで生コンを打ちました。墓所の土壌自体柔らかい場所でもあり、裏側からの水が流れる所ですので入念に基礎を通常よりも強く厚く施工させて頂きました。

その生コンの上に外柵の据え付けを行い、ステンレス金具とコーキングにて角を固定。

墓所内の墓石の基礎もしっかりと固めさせて頂きました。


芝台と古碑の土台のセメントが固まったら、それぞれ四ツ石や古碑の竿石の据え付けを行いました。


新しい芝台と四ツ石を据え付けした後に、今までの墓石(8寸角)を据え付け。
8寸角墓石も古碑も、真夏のような暑さの中でクリーニングを行いました。お客様にも見違えるほど綺麗になったと喜ばれました。



玉砂利(那智石)を厚めに敷き工事完了となります!

墓石(8寸角)の中には今までのお骨と土葬墓から収骨したものを納めさせて頂いております。



工事施工前の写真
9寸墓石×1基、 10寸(尺)墓石×1基、古碑3基
外柵無し、墓誌無し
*古碑(3基)は今回の工事時に併せて御処置(処分)させて頂きます。


墓石の解体作業時
カニクレーンが入らない現場なので、3人がかりで必死に移動(;^_^A
二つの墓石の中には、大量の先祖の方々のお骨が入っており、心を込めて納骨袋(麻製)に移させて頂きました。
墓石の据付時に納骨袋のまま納めさせて頂きます。


床掘り後に砂利を敷き、転圧を行った状態(右写真)
鉄筋を組み込み、生コンを打ちました。
比較的柔らかい土壌でしたので、生コンを入れた方が当然ながら基礎がしっかりします。


生コンを打ち、基礎工事が完了した状態。


外柵の据え付けを行った状態(左写真)
9寸角墓石の芝台の据え付けが完了した状態(右写真)
*どちらも鉄筋を基礎に埋め込み、モルタル(セメント)での据付がしてあります。
*外柵はステンレス金具と耐震用コーキングにて固定!


墓所に移動式クレーンを入れることが困難な現場でしたので、ひと昔前の施工(チェーンブロック)を使って設置。
やはり黒御影石の9寸墓石や白御影石の10寸角は重い。。。


2本とも十分に重いですが、地震が来ても倒れないようにコーキングにて固定!


梅雨の季節に施工したので大雨に合いました
(´;ω;`)ウッ…
わずかな時間で、大量の雨。梅雨の時期は仕方ないですね



  • 拝石、墓誌、供物台を設置。草が生えないように玉砂利(那智石)を厚めに敷きつめ、外柵周囲には雨天の土の跳ね返り予防用に砂利を敷きました。
  • 黒御影石(9寸)墓石の文字に再ペイントを行い、文字がはっきりと分かるようになりました。

もうじき完成!!



墓じまいをさせて頂きました。


今回の施主様は

  • 豊田市には住んでいない
  • 後継者不在
  • 高齢者になりつつある
  • 遠方の為、今後も墓参りに来ることができなくなる

以上の理由から墓所を片付けさせて頂きました。

墓石を解体した後、お骨は檀家のお寺の合祀墓(ごうしぼ)に納めさせて頂きました。
(普通の墓じまいの方法です)



墓石類、墓誌などの付属品を全て撤去するのは当然ですが、場所によっては外柵(囲い)まで全ては撤去はできない場所もあります。
外柵まで撤去すると、両隣り(もしくは前後の方)の墓所に影響がでてしまうのが心配な墓所もあります。

前後左右の方々に迷惑にならないように、しかし数年後、空いた場所を使われる方にも負担が無いような墓じまいをしなくていけませんよね。



墓地を管理してくれている墓地委員さん(もしくは自治区の方々)などと話し合い、多少お金はかかってしまうかもしれませんが、ちゃんと片付けられる物は片付け、後々の方々に迷惑にならないように施工させて頂きます。
墓じまいを検討されている方はご相談頂きますようお願いいたします。

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加藤様墓所
分譲後に墓所内の道がブロックで整備されましたので、その内側に墓石を建立させて頂きます。
施主様奥様が、時間を設けて墓所内の草取り整地が行われているので、綺麗な状態が保たれています。


基礎の床掘りをしている状態。
この後、鉄筋を入れて生コンを打ちました。


基礎が打ち終わった後、外柵(延べ石)を据え付けしました。
耐震用の石材コーキングとステンレス金具にて固定。


外柵工事完了!
コーキングが十分に固まるまで時間を置きます。


墓石の基礎工事。
固まった外柵内部をしっかりと転圧し、鉄筋を入れてコンクリートで固めます。


墓石の芝台を設置。



芝台と外柵との間に板石(防草用)を据え付けしました。


墓石のカロート部分を設置
ステンレス金具と石材用コーキングにて固定。暫く時間を置きます。





工事完了状態です。
右前に物置台を設置し、コーキングのはみだし部分を綺麗に整えて工事の完了となります。


お寺やお墓に行くと、『三界萬霊』と文字が彫られている石碑が建っていることを見かけられると思います。



これは
その場所にいらっしゃる霊を供養をすることの大切さを示している石碑だと言われています。
人間だけでなく、動植物なども含まれると先日お会いしたご住職も仰られていました。

けっして怖い物ではありません( ´艸`)
怖がる必要はありませんね。



弊社の先代(うちの親父)からは、三界とは『天国』『地獄』『その間の世界』と教えられましたが、ウィキペディアで改めて調べてみると奥が深い\(◎o◎)/!
無色界』『色界』『欲界』だそうです。しかもいくつも階層になっているそうです。

塔の意味は同じようなニュアンスでしたのでホッとしましたが、3界の一つ一つの意味を又聞きではなく自分で調べてみると案外違うものなんだと改めて感じさせて頂きました。
勉強不足を痛感( ^ω^)・・・知ることができました。



先日、山間部内にて墓じまいをさせて頂きました墓所の脇に、この『三界萬霊塔』が建っていました。
精抜きをして頂いた御住職のお話しも、墓じまいをする家の墓石と『三界萬霊』は違うものだから片付けない方がいいよと教えてもらいました。

傾いていたので修繕をさせていただき、そのままの形で設置させて頂きました。

意味を調べてみると大切な塔であると改めて知ることができました。感謝ですね。

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