墓を持つということ
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山口 博士
殆どの家庭が核家族スタイルな現在、
おじちゃん、おばあちゃんと同居しているご家庭は周りを数えても思い当たるご家庭は数少ないです。
めずらしいと言っても良いかと思います。
僕の住む豊田市はお父さんやお母さんの実家が遠方の方が比較的多いんじゃないでしょうか。
世界に誇る大きな企業があるので、そこで働きたい方が遠方から豊田市に来て、家庭を作り住む方が多いです。
ただお孫さんからしたら、おじいちゃんやおばあちゃんともなかなか会う機会が少なく、更にはおじいちゃんおばあちゃんが本家ではなく、分家であるなら家には『お墓が無い家』ということになります。
曾祖父、曾祖母の世代を探せば、お墓に行けれるのだと思いますが親戚付きあいが無いと全くお墓参りに縁が無い人生になります。
そういう子どもさんが多いのではないでしょうか。
これが良い悪いということではなく、
ご先祖様と関われる場所の一つにあたる『家のお墓』が無いことが非常にもったいないことだと思います。
仏壇やお墓があることで、ご先祖様を感じたりできる毎日を過ごすことができるようになります。
間違いなく子どもさんの教育にも良い影響があると考えます。
1~2分で済む先祖との対話を日々重ねることで、目に見えない先祖を大切にすれば、当然目に見える学校生活の中での友達も先生も大切にする子になります。
『家のお墓』があることは幸せなことだと感じます。
御先祖様がこの世に生きた証でもある『家のお墓』を大切にし続けること、先祖と関わり続けることが非常に心の生育にも良い影響が出ます。
現代、お墓には色々なスタイルがあります。
樹木葬などもその一つです。合同墓などもあります。
埋葬はどんな形でも良いのでしょうが、やはり家にお墓があり、墓石を掃除したり大事にすることが大切だと感じます。
必ず先祖も見守ってくれます。
お墓を必要としない、作らない時代ではなく、お墓を大切にしていく守り続けていく時代にしたいものです。
僕の一人事です(;^_^A