石には、ロマンがある
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山口 博士
皆さんは「タイムカプセル」を埋めたことがありますか?
未来の自分へ手紙を書いたり、大切な思い出の品を箱に入れたりして、何十年後かに掘り出す。
当時の自分が何を考え、何を大切にしていたのかを知ることができる、あの不思議な感覚が僕は好きなんです。
時を越えて、人の想いに触れる。
それだけで、なんだか心がワクワクします。
そんなことを考えていた時、ふと思いました。
「石もタイムカプセルみたいな存在なんじゃないか」と。
昔の人は、大切な出来事や願い、感謝、祈りを石に刻みました。
地域を歩けば、神社やお寺、道端などで古い石碑を見かけることがあります。
開墾碑とか、開拓碑なんかもそうですよね。
何気なく立っている石ですが、
その一つひとつには、
「未来へ伝えたい」という誰かの想いが
込められているのかもしれません。
私はそう思うと、古い石碑を見る目が少し変わります。
「どんな時代だったんだろう。」
「どんな人が、この石を建てたんだろう。」
「何を伝えたくて、この言葉を刻んだんだろう。」
そんなことを想像するだけで、
石が急に語りかけてくるような気がするのです。
ワクワクしてきます。
想像していて、クスっと笑えてしまうこともあります。
傍からみると、変人と思われてるかも( ´艸`)
漫画『ONE PIECE』に登場する「ポーネグリフ」も、まさにそんな存在です。
過去の人々が歴史や想いを石に刻み、未来へ託すという物語の設定に、
僕はとてもロマンを感じました。
もちろん漫画の世界の話ですが、
「本当に残したいものは石に刻む」という考え方は、
昔から世界中で受け継がれてきた知恵なのかもしれません。
紙は傷み、データは消えてしまうことがあります。
それでも石は、雨や風に耐えながら、何百年、
時には何千年という時間を静かに見つめ続けます。
だから僕は、石にはロマンがあると思うのです。
それは、ただ長持ちする材料だからではありません。
人の想いを時の流れに負けず運び続ける、数少ない存在だから。
そう考えると、
今日見かけた一つの石碑も
『何百年も前の誰かから私たちへのメッセージ』
なのかもしれません。



