会いたいから行くお墓参り
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山口 博士
「お墓参りは、お盆やお彼岸に行くもの」
そんなイメージを持っている方も多いと思います。
でも、私が知っている近くのお寺の墓所には、なんと毎日お墓参りをされている方が4名ほどいらっしゃいます。
念仏を唱えている方もいれば、お花の水を替えたり、お墓をきれいに掃除したり。
皆さん、それぞれのやり方で、毎日のように故人に会いに来られています。
中には、連れ合い(奥様や旦那様)を亡くされた方もいらっしゃいます。
きっと「お彼岸だから」「お盆だから」という理由ではなく、もうお墓参りが毎日の生活の一部になっているのでしょう。
そして、どのお墓もきれいにされています。
実は、私の知り合いにも毎日お墓参りをされる女性がいます。
地元の大きなスーパーマーケットの2代目代表を務め、現在は一線を退いて相談役として、今でも現役で仕事をされています。
その方も、毎日欠かさず墓参りされるそうです。
昼間に予定が入っている日は、早朝のまだ早い時間にお参りするそうです。
「今日は忙しいから行けなかった」ではなく、先祖との約束のように続けている。
その姿を見ていると、墓参りというのは、単にお墓をきれいにすることだけではないんだなと思います。
毎日、自分自身を振り返る時間なのかもしれません。
「今日も一日頑張ってきます」
そんな気持ちで、ご先祖様に手を合わせてから一日を始める。
その方はいつも明るく元気で、同年代の方から若い世代まで、多くの人に慕われています。
もちろん、毎日お墓参りをしているから仕事がうまくいく、という単純な話ではありません。
でも、長年にわたって「先祖との約束」を大切にしている姿を見ると、
こういう習慣が、その人の心や生き方を整えているのかもしれないな、と感じます。
お彼岸だからお墓参り。
それも大切です。
でも、本当のお墓参りって、もしかすると「行かなければならない日」に行くことではなく、「会いたいから行く」ことなのかもしれませんね。
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