社長としての理念?
山口 博士
お客様からのご要望(契約)をお預かりして、お墓を建てさせて頂くことを生業としております弊社ですが、どうしても僕が”これだけは譲れない”ということが一つあります。
それは『お客様と約束した時に建立工事を行う』ということです。
当たり前と言えば、当たり前なんですが。
よく墓地に行って工事を行うと、新品の墓石に晒(さらし)が巻いてあって2~3か月そのまま置かれてある墓石を見かけます。
工事に行くたびにそのままの状態を見かけ、ひどいのになると晒がボロボロになって文字が見えてしまっているんです。
そのような状態でお客様が承知しているのであれば仕方がないのですが、石材店の理由によって早いペースで工事を済まされてしまっているのは僕だったら納得がいかないからです。
今月は仕事が少ないから、このお客様の仕事を2か月早く建ててしまい、代金を早くもらおうなどと考えるのは、お客様の後ろのご先祖様に申し訳がないなと思います。
もちろん仕事なので、お金を頂くことは間違ってはいないのですが。
経営者として売り上げを考える必要もありますが、どうしても納得はできないんですね。
僕ら石材店はお客様との契約を預かって仕事をさせて頂いていますが、その後ろには無数の目に見えないご先祖様がついていることを知らないといけません。
偉そうに人に言う立場では無い(;^_^A ので自分の会社だけに留めておきますが、社長の理念(?)として、この事だけは十分に肝に銘じてお仕事させて頂きたいと思います!
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