朝ドラの実家が石屋さんでしたね。
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山口 博士
今期NHKの朝ドラで、主人公の実家が『石材店』を営んでいるという設定でした。
石材店が主人公の家という設定は、過去にも無いのかもしれませんね。
石をせっとうなどの道具でキンキン叩く音なども、本当の道具を使っての音だったり、文字をのみで彫るところは全くの演技だったりと色々興味が違う面で湧いた朝ドラです。
そんな主人公の大将である、おじいちゃんも先日亡くなってしまいました。
主人公の父親は、家を継がずに早くに他界してしまい、弟子である青年も戦争に行って戦死してしまい、遂に主人公の家の石材店も廃業となってしまいました。
晩年、腰を悪くして、肺も悪くするというのは、石材業界の職業病をみているようでした。
実際に、自分の祖父も同じ感じでしたので(;^_^A
今の時代、石材店を継ぐという若者はどれぐらいいるのでしょうか。
人が先祖供養をしていく上で大切なお墓という対象物を作る人がいなくなってしまうというのは、ホントに残念ですし、心配です。
墓石は建立してから、100年以上は後世に残っていくものです。
日本という国は先祖供養の上に建っている国といっても過言ではないと思います。
日本という国を大事に思うのであれば、大切なご先祖様へのお参りは残さなくてはいけない習慣ですね。
ドラマの話しに戻すと、おじいちゃんが息子さんや弟子の墓を作るというシチュエーションは、さすがに辛いものがありました。
年配の方が子どもや若者の墓を建てるということぐらい、あべこべで悲しいことはありません。
このような悲しいことが一つでも、この世から無くなりますように祈るばかりです。