ご先祖様は目には見えませんが。

アイコン画像 山口 博士

我が国日本には、昔から神を祀る風習がありますね。
氏(うじ)神様を年初めにはご参拝をしますし、会社によっては月始めに社長を筆頭に主だった社員が参拝されるところもあります。

業種によっても様々な神様もいると聞きました。
不動産、運送などなど・・・。



私達石材業も石の神様として聖徳太子を祀る行事『太子講(たいしこう)』というものを毎年欠かさずに行います。


この行事は俗に言う職人と呼ばれる方々が行います。
石工だけでなく、大工、鍛冶屋、建具屋など色々な職人が聖徳太子を祀るのです。
日にちも2月22日の聖徳太子の命日と決まっています。
目には見えない神を畏敬の念を込めて祀ることで、仕事が事故なく安全に進み会社をますます繁栄させて頂けるようにと願い、祀り続けているのです。


目に見えないということでは、我々の先祖も同じではないでしょうか。
上記のような畏敬の念とはちょっと違い、もっと身近に感じることができるのがご先祖様なのかなと思います。
とくに、自分達と血縁関係があるならば尚更親近感も沸いてくるものです。



祈願、相談、報告などでよくお墓参りに行かれますよね。
毎年この時期、卒業式又は入学式が終わった後に、お墓参りをして亡くなった方達に報告されているご家族の姿を墓地で仕事をしていると良く見かけます。

目に見えない神様や先祖様を大切にする私達の習慣をどうか絶やさずに継続して頂きたいと思います。

同じ目に見えない新型コロナウィルスに怯える日々で、自宅待機を自粛する今なので、お墓参りに行くつもりで先祖を思い、供養と共に一日も早い世界の安全を心の中で一緒に祈らせて頂きましょう。


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