お墓を直すことは、供養のひとつだと思う。
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山口 博士
「お墓が少し傾いているけど、今は年回りが良くないから……」
そういう理由で、お墓の修繕を先延ばしにされる方がいらっしゃいます。
(もちろん、昔からの風習や考え方を大切にする気持ちは、とてもよく分かります)
でも、石材店として一つだけお伝えしたいことがあります。
お墓を直すことは、決してご先祖様に失礼なことではありません。
むしろ、
大切なお墓をこれからも守っていくための
「供養のひとつ」ではないでしょうか。
例えば、墓石が少し傾いている状態をそのままにしていたとします。
そのうち大きな地震が起きて、墓石が倒れてしまう。
自分のお墓の石が欠けたり、傷ついたりするだけならまだしも、
隣のお墓まで倒してしまい、傷をつけてしまう可能性もあります。
そうなってから、
「やっぱり、あの時直しておけばよかった……」
と思うことになったら、とても残念ですよね。
お墓は、ただの石ではありません。
そこには、
ご先祖様との思い出や、家族の歴史が詰まっています。
だからこそ、傾きやひび割れ、古くなった部分を見つけたら、
できるだけ早めに状態を確認して、必要であれば修繕しておく。
それは「お墓をいじる」のではなく、
「大切に守る」ということだと思います。
きちんと修繕されたお墓なら、見た目もきれいになります。
そして何より、壊れたりしないだろうかという心配を減らして、
安心してお墓参りができます。
ご先祖様に手を合わせることだけが供養ではありません。
大切なお墓を守り、次の世代へつないでいくことも、立派な供養です。
「直していいのかな?」と迷ったときこそ、一度専門家に相談してみてください。
お墓を守ることは、家族の安心を守ることでもあるのです。
傾いたお墓を、そのまま子や孫に引き継ぐより、
きちんと直して『これからもよろしく』と渡したい。
そんな親、そんな祖父母のほうが、ちょっとカッコいいと思いませんか?」



