手間を楽しむ
山口 博士
先日、茶道を嗜(たしな)まれている方のお話しを伺う機会がありました。
茶道の作法は、わざと所作が多くなっており、そのひと手間を面倒くさいとは思わずに
「手間をわざわざ楽しむ」ものだと言われました。
日本で長年多くの方に楽しまれておりますが、そこが日本人らしいな思いますね。
わざわざ手間を楽しむことが、お墓と関わりがあるのかどうかは分かりませんが、
お墓参りもご先祖様に会いに行くために時間を作り、足を運び、掃除をさせて頂き、お花や供物をお供えをします。
そして先祖と心を通わすことで、今を生きている我々子孫の心も気持ちよくさせて頂けます。
お墓参りに行って先祖に報告したり語ったりすることで心が軽くなったり、清々しくなることを良しとすることを「楽しんでいる」と言ってもいいとも思います。
御先祖様を大切にできる人は、ご自分も大切にできます。
今の世の中、心に余裕がない人の中で揉まれて、傷つき簡単に命を絶ってしまう子が多い世の中です。
子どもさんに是非「お墓参り」をさせてあげてください。
若い時は「面倒ください」と思うかもしれませんが、目に見えないご先祖様を大切にすることで心に余裕ができ、生きる事を楽しんでくれる子に育ってくれることを願ってやみません。
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